非モテの男にはピリリと辛い!「僕は愛を証明しようと思う」 著 藤沢数希 感想

書評

 
この小説には正直度肝を抜かれた。

タイトルからして

一見そこそこ真面目な小説なのかも

と思うかもしれない。

一応「証明」という単語もでてくるし。

きっと純愛を描いた小説なんだろうな・・・。

最初は少しだけそう思っていた。

しかしそんな僕の甘い考えは

脆くも打ち砕かれた。

話の内容は主人公である

非モテの青年「わたなべ君」が

「恋愛工学」なるものを学び、それを駆使して

女子大生だったり、はたまたモデルだったり

いろんな女性と関係を持ちまくるという

話である。

f:id:yanai8713:20160801185729p:plain

一言でこの小説を表現するなら

「科学的なナンパ本」だ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

本書の目的

あくまで目的は

「いかにして男が女をベッドに連れ込むか」

これである。

その前段階として

 

 「女に話しかける」

「連絡先を聞く」

「ランチorディナーに誘う」

「一線を超える」

 

この四点にもフォーカスが

当てられている。

ウブで

純朴な人間には

少々辛辣すぎる内容だ。

f:id:yanai8713:20160801185822p:plain

そうぼくみたいな・・いやなんでもないです。

でもこの本を見て

少し気持ちが軽くなった。

非モテコミットとフレンドシップ戦略

作中で主人公である「わたなべ君」に

「恋愛工学」を伝授する「永沢さん」という

のセリフが印象深い。

「お前みたいな欲求不満のその他大勢の男がやることといったら、非モテコミットとフレンドシップ戦略だけなんだよ」

ん?非モテコミット?フレンドシップ戦略?なんだそれ?

作中で永沢さんはこう説明する。

非モテコミットというのは、お前みたいな欲求不満の男が、ちょっとやさしくしてくれた女を簡単に好きになり、もうこの女しかいないと思い詰めて、その女のことばかり考え、その女に好かれようと必死にアプローチすることだ」

さらに永沢さんはこう主人公「わたなべ君」に指摘する。

「女はこういう男をキモいと思うか、上手く利用して搾取しようとするかのどっちかしかしないんだよ」

正直心が痛かったが

なるほどとうなずく自分がいた。

そういえば学生時代、

自分の友人とかに不器用で優しい男とか

よくいたけどそういうやつに限って

あんまりモテてないやつが多かったな。。。

f:id:yanai8713:20160801190331p:plain

※写真はイメージです

逆にチャラくて

女遊びしてそうなやつはドンドンモテてた。

f:id:yanai8713:20160801190212j:plain

さらに永沢さんはフレンドシップ戦略のことをこう説明する。

「まずはセッ〇スしたいなんてことはおくびにもださずに、親切にしたりして友達になろうとする。それで友達としての親密度をどんどん深めていって、最後に告白して彼女になってもらい、セッ〇スしようとする戦略のことだ」

え?それが王道じゃないの?

僕は一瞬、何がなんだか分からなかった。

しかし永沢さんは「女は男と出会うと、そいつが恋人にするかもしれない男か、ただの友だちにする男かをすぐに仕分けてしまう、友達フォルダだ。いったんこの友達フォルダに入れられると、そこからまた男フォルダに移動するのは至難の業だ」

と述べていた。

まとめ 女性は絶対に読んではイケナイ!

し、知らなかった。。。

そんなフォルダがあったなんて。。。

本書のことばから引用すると

ボクは非モテコミットと

フレンドシップ戦略こそが

女性にアプローチするための

王道の方法だと思っていた。

なるほど。

だからモテなかったんだな。

ではどう女性にアプローチすればいいのか?

そのことは本書に

理論的かつ分かりやすく書かれてある。

モテない男性の皆さんに強くおススメする。

ただ、、、

f:id:yanai8713:20160801190615j:plain

女性は絶対によんではイケナイ!

本書の中で女性から見たら

「女を馬鹿にしてるでしょ!」

と感じるかもしれない表現が

ところどころに見られるからである。

だから男性のみにおススメする。

繰り返し言う!

女性は絶対に読んではイケナイ!

書評
スポンサーリンク
最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を気に入っていただけたらシェアしてくれると嬉しいです。
この記事を書いた人
ヨウヤナイ

ヨウヤナイと申します。北海道札幌市在住。歳は26歳。「やないやないか!」著者。
バリバリのゆとり世代です。当ブログ「やないやないか!」の概要とやないの詳細プロフィールはこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
やないやないか!
トップへ戻る