「転職活動をもっと有利に進めたい!」そう考えて、資格取得に走る人がいます。確かに資格を取得するというのは決して損なことではありません。
採用選考では資格より「実務経験」が評価される
しかし、採用選考で重視されるのは資格より「実務経験」なのです。もちろん、税理士や弁護士といった高度な専門資格は評価されますよ。
ですが一般の転職活動においては資格よりその人が今まで経験してきた「実務スキル」のほうにウェイトが置かれてるんです。
厳しいことを言うと「実務経験を伴わない資格」は転職活動では評価されないんです。
では、どうすれば良いのかというとただやみくもに資格取得に励むより今の職場で一つでも新しい経験を一つでも積むほうが有効なんです。
今までの異なる業務に挑戦することが大事
具体的には新規のプロジェクトに参加したり、新しい仕事の手法を会社に導入して自ら担当してみるといったことをやると転職活動で評価されやすいです。
「実務経験」が評価→転職した例:ZOZO田端信太郎氏
具体的な例を挙げてみましょう。「ZOZOTOWN」を運営する株式会社スタートトゥデイで「コミュニケーションデザイン室」の室長を務める田端信太郎氏です。
「前澤さん、調子に乗りすぎ?」世間の疑問に、ZOZO田端信太郎さんが出した答えとは https://t.co/1WBUbCbEZL
— 田端@田端大学塾長である! (@tabbata) 2018年10月10日
田端氏は大学を卒業後、以下のような職歴を経て今スタートトゥデイで働いています。
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株式会社リクルート
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株式会社ライブドア
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コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパン
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LINE
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株式会社スタートトゥデイ(ZOZOTOWN)
行く先々の会社で様々なプロジェクトを成し遂げ、それらが評価された
田端氏はリクルートでフリーマガジンR25を創刊したり
ライブドアではメディア事業部長でライブドア事件後の経営再生をリードしたり、またコンデナスト・ジャパンではVOGUEや
WIREDといったネットメディアの事業責任者を務めました。
そして以前まで働いていたLINE株式会社では2012年から6年間、広告ビジネスを担当してLINEを根幹事業にまで拡大させた実績があります。
田端氏はこのように転職した先々の会社で圧倒的な成果を出してきたのです。だからドンドン良い会社に転職していくことが出来たんです。
というわけでもしあなたが「転職活動でアピールできることをもっと増やしたい!」と考えているなら資格取得に励むより今の職場で異なる業務に積極的にチャレンジしてみましょう。
そうすれば、転職への道は自ずと開けてきます。
追記:身につけると有効な資格・スキル
確かに優先すべきは「資格より実務経験」とお伝えしましたが、身につけると有効な資格・スキルももちろんあります。
英語
まず挙げられるのが英語です。英語が出来れば選択肢は世界にまで広がりますし、もしあなたの実務経験が不足していても英語力があれば有利になるケースもあります。
企業へのアピールになるので、TOEICに積極的に取り組むことをおススメしておきます。ちなみに英語力を必要とする求人はTOEIC700~750点以上が条件になる場合が多いのでそれぐらいを目標に勉強に取り組みましょう。
PCスキル
また、PCスキルも持っていて損はありません。何故なら今の時代、パソコンを活用しない企業はなかなか存在しませんからね。
とりあえずExcel、Word、PowerPointは勉強しておいたらきっと役に立ちますのでやっておきましょう。
以上二つを挙げましたがもちろん仕事に余裕があれば、これらの勉強をしていきましょう。